アクセス(誉田哲也)

私が中学生の頃初めて購入して読んだ本が、誉田哲也さんのアクセスという本でした。初めて本を買った時この本を選んだ理由は帯に惹かれて買ったという理由です。ネットや携帯が無料になるという誘いから始まる題材に私はありそうな話で、自分がそういう話にであったなら物語の主人公同様その甘い話に乗せられるなと引き込まれました。誰かに紹介して登録してもらえば自分のネットや携帯が無料になるというお手軽で中学生や学生には夢みたいなネットや携帯の無料化というだけで本嫌いの私は読書のきっかけを手に入れました。そして気付けばこの本のホラーサスペンスの部分に惹きつけられていました。ネット社会に触れるようになった時期にに読むにはベストだったように思います。ネット内の悪意が現実の世界に出てくるというものでした。悪意は人がネットの中で匿名ということにより露見したもので、それが現実の世界に出てくるということで人の悪意の醜さを不気味にであったり、グロく表現されているところにゾクゾクしてしまいました。後半に入って予想外の展開みたいなものを読み手側の印象として感じました。本嫌いの私が初めて購入した本を最後まで読めたのは間違いなくこの本を最初から最後まで楽しむことができたからだと思います。メインの3人それぞれの役割、憧れや妬みや心情の揺れ、この本には多くの色んな人が何か一つでも楽しめるポイントのある本だと思います。読んだことのない人はもし興味があれば本屋さんでこの版を見つけた時に一度裏表紙だけでも良いので読んでみてもらいたいと思います。