キン肉マン(2010年代からの連載再開分)

最近と言いますか、ここ数年ハマっている漫画が『キン肉マン』です。1980年代に一世を風靡した漫画が、Web連載でほぼ毎週更新されています。1980年代当時には生まれていないのですが、オリジナル版を文庫版で読んでみて好きになりました。

2010年代のシリーズは「完璧無量大数軍(パーフェクトラージナンバーズ)編」ということができ、正義超人・悪魔超人・完璧(パーフェクト)超人のそれぞれの属性をもつ超人たちの争いから、始祖(オリジン)と呼ばれる、実力が桁違いの超人たちとの戦いに変わっていきます。

この連載で嬉しいのは、かつて活躍した超人たちがみんなカッコいい演出で大暴れしてくれているところです。主人公であるキン肉マン(キン肉スグル)の必殺技のひとつ「キン肉ドライバー」が久々に決まってくれた時には歓喜しました。その他にも、もともとの連載では今一つキャラクターが立っていなかったように思える、「悪魔六騎士」なんかも、使命感とプライドに燃えるカッコいいキャラクターとして再登場してくれています。

なによりも嬉しいのが、ファンである超人たちがそれぞれのポジションを守りつつも、グレードアップした技であったり、思慮深さをつけていたり、といろいろな意味でレベルアップして登場してくれていることです。大好きなキャラクターに、ネプチューンマンというのがいるのですが、本作とパラレルといえる世界観の『キン肉マンⅡ世』においては、底の浅い悪役のような扱いを受けていたところが少し不遇に思っていました。それが今作では、自らが属する完璧超人界の改革のために、自分を犠牲にする覚悟をもって行動する、男前さを前面に出してきてくれている嬉しい演出があります。

一方で初めて読む人でも楽しめる、娯楽作品であるとも思っています。